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語彙力アップに「ことば選び辞典」を手にしたら、日本語がより好きになりました。

「しっくりくる表現が出てこないときに頼れる」で有名な、ことば選び辞典シリーズ。小説・シナリオ・歌詞・台詞……。あらゆるクリエイターを支えてくれる”小さな救世主”たちの中から、特に気になった二冊『和の感情ことば選び辞典』『美しい日本語選び辞典』を購入してみました。

日頃から感情表現の機会が多いわけではありませんが、ライターとして語彙力をつけたいな、表現の幅を広げたいな、という思いから。一ページずつじっくりと堪能していくと、日本語の持つ美しさ・奥深さに改めて気がつき、感動してしまいました。

『ことば選び辞典』シリーズについて

学研の『ことば選び辞典』シリーズには、豊富な種類があります。

  • 感情ことば選び辞典
  • 美しい日本語選び辞典
  • 和の感情ことば選び辞典
  • 情景ことば選び辞典
  • ことばの結びつき辞典
  • 漢字の使い分け辞典
  • 英語ことば選び辞典
  • 難読漢字選び辞典
  • 創作ネーミング辞典

その名の通り“ことば”に特化した、作品作りに役立つ辞典シリーズとなっています。

ことばを形にするクリエイターさんはもちろんのこと、私のようにことばを学びたい・語彙力をつけたい、という方も購入されているようです

スマートフォンサイズ(iPhone11とあまり変わらないくらいです)でかさばらず、思い立ったときにすぐ使える手軽さも魅力的。

赤とピンクの二色を購入してみました

和の感情ことば選び辞典(赤)

和語を使いこなして感情を表現するための、ことば選び辞典です。

購入した理由

  • 自分の思いをわかりやすく伝えたい。
  • 人の感情に深く寄り添う力をつけたい。

読んでみた感想

「嬉しい」「楽しい」「悲しい」など、ひとことでも済ませられる感情を、より繊細に表現できる。

例えば「嬉しい」を表すことばだけでも、「心が弾む」「天にも昇る心地」をはじめ、17語が収録されています。

今も昔も、人は経験やつながりの中で様々なことを感じる生き物なのだと実感した。

例えば「思いやる」とは、相手の気持ちや立場を考えること。そんなことばが生まれた背景を想像すると、相手を思う何とも言えない感情がそこにあったという、美しさを感じます。

美しい日本語選び辞典(ピンク)

歴史物や近代文学の雰囲気に合う、格調高い表現が収録されたことば選び辞典です。

購入した理由

  • 単純に「美しい日本語」と出会ってみたい。
  • 常用しないことばに多く触れ、日本語への理解を深めてみたい。

読んでみた感想

あらゆる作品に触れる中で、わからないことばが減る

いわゆる世間的に”小難しい”と言われるような文章に触れたとき、ことばがすらすらと入ってくると感じました。例えば「顔に紅葉を散らす(恥じらって顔を赤らめる)」という表現は、理解できれば情緒的な美しさに浸りながら読み進めることができます。

ことばを形作る”例え”が秀悦すぎて、その想像力の豊かさに圧倒される

先ほどの「顔に紅葉を散らす=紅葉のように顔を赤らめる」もそうですし、「太鼓を叩く=太鼓のようにテンポよく相槌を打ち、相手に気に入られる」など。なんて発想の転換が上手なんだろう、と感動してしまいました。

ひとつひとつのことばを知り、日本語愛を深める

決して語彙力が豊かではないし、文学作品を執筆しているわけでもない私ですが、『ことば選び辞典』にはすっかり心惹かれてしまっています。

ただ眺めているだけで、瞬時に美しい日本語の世界へと連れ出してくれる。まるで、ことばが生まれた時代にタイムスリップしているかのような気分になれます。

日本語を好きになるということは、過去の日本人の生き様を知るということ。そして、ひとつひとつの感情を見逃さず、噛み締め味わう素晴らしさを教えてくれます。

インターネットを通じて手軽に発言ができる。さらっと一言で済ませることができる。こんな便利になった時代だからこそ、手にとりじっくりと読み進めたいシリーズです。